【イベント開催】ユニバーサル野球を開催しました

障害のあるお子さん達にスポーツを提供する為、ユニバーサル野球を企画し、実施しましたので報告させて頂きます。

⚾ユニバーサル野球予行演習、講習会⚾
日時:2024年11月26日(火) 16:00~17:00
場所:富山県立高志支援学校 体育館

⚾ユニバーサル野球⚾
日時:2024年11月27日(水) 9:30~14:45
場所:富山県立高志支援学校 体育館
参加者:小学部、中学部、高等学部 全校生徒(約65名)児童・生徒約9割が車椅子使用
試合数:小学部2試合、中学部1試合、高等学部2試合、合計5試合を実施
(当日は保護者の方も参加)

イベント名は「みんなでユニバーサル野球やろう!in高志支援学校」

【開催までの経緯】
 私が中級パラスポーツ指導員の講習を受けた時のメンバーの中にユニバーサル野球を設計・製作された堀江車両電装株式会社の中村さんがみえ、ユニバーサル野球の話を直接聞き、中級受講後もSNS等で全国各地でユニバーサル野球の開催された報告を見てきました。
ユニバーサル野球の始まりは脳性まひの男の子が「野球がやりたいです」と中村さんにビデオメッセージを送り、それを受けて
障害のある人も出来るユニバーサル野球を開発されました。片翼5mの巨大野球盤で、選手はバットに括り付けた紐を1cm引く事で、バッティングができます。野球を体験する事ができる様に繰り返し改善されてきました。
そのユニバーサル野球を「いつかは富山でやりたい!」と思っていました。
また私が上級パラスポーツ指導員の講習を受けた時、イベントを企画する講習があり、そこでノウハウを学びました。また一緒に上級を受講したメンバーには、各県でそれぞれ色々なイベントを企画してきた方々がみえ、休憩時間などに色々アドバイスを頂いた事、また富山県ツインバスケットボールチームや富山県車椅子バスケットボールチームの方々は選手自ら、県外のチームを招待して実施する大会を企画・運営されているのを近くで見た事も大きく私を後押ししてくれました。

【開催までの道のり】
①学校側との打ち合わせ
  2023年春初めての打合せ、同11月、2024年11月開催決定、その後ユニバーサル野球側、学校、私でZOOM会議を実施
②予算計画及び資金調達
  今回、富山県パラスポーツ指導者協議会を主催とし、3カ所より資金を頂き開催決定。各所への申請書類の作成・提出
③チラシの作成・印刷
④後援依頼
  富山県障害者スポーツ協会、新聞社2社へ後援依頼文書作成・送付
⑤メディア取材依頼
  テレビ局5社へプレスリリース作成・送付
⑥前日の講習会
  パラスポーツ指導員への開催案内・募集他
⑦ユニバーサル野球当日
⑧事業報告(会計報告含む)
  関係各所への報告書類作成・送付

生徒さんへの事前授業(チーム名決める、応援の練習、そのお子さんの障害の程度により紐を引きやすくする為のアイテム作り)、うぐいす嬢(生徒紹介)、事後授業は学校側にお任せし、当日の試合進行をスムーズに行う為にバットのセティング、ボール拾い、得点ボードの記入などは私が勤める会社の社員6名(内パラスポーツ指導員3名)で実施。役割分担をして開催しました。

前日の講習会では、パラスポーツ指導員を含め学校関係者約60名が参加。ユニバーサル野球の説明の後、1人ずつバッターボックスに入り、応援を受けながらバッティングしてみました。先生の中には、当日生徒がバッティングの際、紐を引きやすくする為の工夫された「手作りアイテム」を使っての試し打ちをされて、事前準備は整いました。

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ユニバーサル野球は試合開始の「プレイボール」のかけ声から始まり、うぐいす嬢(先生)が生徒の名前を呼び、生徒がバッターボックスに入ります。
バットに繋がる紐を受取り、目の前に広がるユニバーサル野球の球場を見晴らします。チームからの応援は熱く「かっとばせ~」や「ホームラン、ホームラン」と大声援。選手の狙いはやはり「ホームラン」。センター方向にあるホームランゾーンを目指し、旋回するボールに狙いを定め、思いっきり紐を引く生徒。ボールが転がる行方を見る。ヒットやホームランになると、ガッツポーズをする生徒や、満面の笑みを浮かべる生徒。アウトになって残念そうな表情の生徒。どの生徒も一生懸命野球をやり、チームの応援も頑張っていました。

障害の重い生徒がバッターボックスに入り、手作りアイテムを紐に括り付け、アイテムを持ちますが、なかなか自分のタイミングで紐を引く事できず、選手に寄り添う、先生や保護者、ユニバーサル野球の中村さんがどうにか本人が引ける様に、体勢や手の角度を変えたり、体に刺激を与えたりして生徒が自分でバッティングが出来る様に促します。


その間もチームからの「がんばれ~」「なんとか打ってくれ~」の思いが詰まった応援がずーっと続きます。ようやく紐が引けてバットがボールに当たり転がります。
結果は「アウト」でしたが、会場全体には「よく頑張った」の温かい拍手が会場を包み込みました。

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高等学部の試合での応援は、とても素晴らしい物でした。ヒットを打った後ベンチに戻り、チームメイトとハイタッチで喜びを分かち合いました。
チームの応援にも力が入り、車椅子に座りながらも上体が前のめりになって、大きな声で応援する生徒もいました。

【試合後生徒代表の挨拶(高等学部の生徒)】

「こんなに楽しい会を開いて頂きありがとうございました。野球とかあまりやった事はなかったのですが、こんなに楽しい物だと、改めて思いました。明日から勉強とかこれから頑張って行こうと思いました。ありがとうございました。」

【学校側の感想】

・生徒も保護者も大いに盛り上がり、楽しく思い出に残る行事だった。
・初めての体験だったが、周りの応援があると、自分の気持ちもやる気になって楽しめたので、他の活動でも、応援することは大事なのだと感じた。
・保護者の方もたくさん応援に来られて、一緒になってスポーツを楽しむことができた。
・打席に立った時、打った後、みんなに声を掛けられた時など、いろいろな場面で子どもの表情がいきいきしていたのが印象的だった。

【保護者の感想】

・なかなかない機会をいただけて感謝している。
・子どもたちが嬉しそうだったし、保護者も楽しかった。
・大人も子供も笑顔になり楽しむことができてよかった。
・子供も楽しそうだったけど、自分がすごく楽しんだ。毎年でも来てほしい。またやりたい。

【ボランティアメンバーの感想】

・良い思い出になり、楽しかった
・ボランティアも楽しかったですが、社外で部署が異なる皆さんを交流できた事も貴重な経験となりました。

この日看護師さんの活躍も忘れてはいけません。体育館で待機し、医療ケア児がバッターボックスに入るタイミングを見計らい、体育館の隅に設置されたパーテンションの内側で看護師さんによるケアが行われていました。

選手、保護者、先生、看護師さん、会場に居る人全員が応援し、全員が笑顔でユニバーサル野球を楽しみました。
みなさんのご協力があって、楽しく、無事に終える事ができました。ありがとうございました。
次の日の新聞各社の記事、テレビでの放送もして頂き、広く県民の方々に知って頂く事が出来たのも大きな収穫でした。

最後に、今回のユニバーサル野球の経験が子供達・保護者の方々の良い思い出となり、今後スポーツに興味を持ってくれたり、何かスポーツをやりたいと意欲を持ってくれる事を期待しています。
今後も支援学校さんとのイベントを企画できたらと思います。

【研修会】指導員の為のパラスポーツ研修会開催

日頃、障害のある人と楽しくパラスポーツを楽しむ際、やはり私達指導員がそのスポーツを知り、実際にやって楽しんだ経験を下にパラスポーツを提供する事が大切と考え、指導員の為の指導員によるパラスポーツ研修会を開催しました。

日時:2024年11月17日(日)9:00~12:00
場所:富山市福祉プラザ

今回の研修会は往復はがきで募集し、19名指導員の参加がありました。

今回選んだ競技は、ボッチャスクエアボッチャと最近パラスポーツではありませんがモルックが人気で需要があるので、この3種目を実施しました。

スクエアボッチャをご存じですか?普通のボッチャは「白」のジャックボールと「赤」、「青」の3色のボールを使用しますが、スクエアボッチャは普通のボッチャのボールに「黄色」、「緑」を加えた5色のボールで実施。コートも正方形で4方向から各色のチームが順番に「白」のジャックボール目がけて投げます。

普通のボッチャとはコートや得点の数え方も違いはありますが、大勢でワイワイしながら対戦できるので、楽しく盛り上がる事ができます。

ボッチャ、みなさんお上手です。

私は、ボッチャはやった事がありましたが、スクエアボッチャとモルックは初めて体験しました。モルックは最初に投げ方やルール説明を受け、すぐゲームを開始。ゲームが進むにつれ盛り上がり楽しかったです。モルックは常に得点を計算しながら行う競技で、自分が2本倒そうと考え、投げた棒がその2本に当たった時は爽快でした。

最後にスクエアボッチャを全員で行いました。一投、一投投げる度に成功してガッツポーズや失敗してズッコケたりしながらあちこちから歓声が上がり、みんさんが楽しんでいる姿が見れました。

また得点の数え方の説明の時は真剣に聞き、勉強されていました。

正方形のコートを作る際、ボールの色のラインテープを貼りますが、今回は簡易的に貼りました。これもありです。
緑ボール投げました。
あっ!緑ボールがジャックボールに接触しました。「やったー!」
円陣の中央では、得点を数え、その説明をしています。
スクエアボッチャには得点を記入するスコアシートがあります。

楽しい時間はアッと言う間に過ぎました。次回のパラスポーツ体験会などでは、今回の経験を生かして、自信を持って参加者のみなさんと楽しむ事ができるのではないかと思いました。

今回は、各競技を知る・楽しむ他に指導員同志の交流も出来き、有意義な研修会でした。
今回出席できなかった指導員の方、また機会を作りたいと思いますので、こんな競技がやりたいなどの要望もおっしゃって頂き、参加して頂けたらと思いますので、よろしくお願い致します。

【活動報告】富山県障害者スポーツ大会 卓球競技会

第24回富山県障害者スポーツ大会 卓球競技会のお手伝いに行ってきました。

日時:2024年11月10日(日)
場所:富山県総合体育センター 大アリーナ、中アリーナ

開会式(9時15分)が始まる前に会場を設営します。大アリーナは下の写真の準備を富山県卓球協会さんと一緒に行いました。

🏓パラスポーツ指導員は、「受付」、「記録」、「掲示」、「表彰」、「一般卓球競技補助」、「STT競技補助」、「交流大会進行」それぞれ事前に決められた部門を担当します。
今回は高校生のボランティアさんが大勢来て頂き、一緒に活動しました。

今年も開会式は、選手や応援者は2階席、大会関係者は1階フロアーに並びました。
開会式の各ご挨拶やルール説明は、1階から選手が座っている2階方向を向いて行われました。

開会式前、パラスポーツ指導員は右側に整列
選手受付
掲示場所:試合結果をここに貼り出します
記録のお仕事。試合結果の入力、プリンターを2台使用し、迅速に対応

STT(サウンドテーブルテニス)は選手がアイマスクをし、音が鳴るボールを打ち合う為、会場内は静かでないといけません。
場所は大アリーナではなく、中アリーナで開催し、ラケットでボールを打つ音が響きました。

サウンドテーブルテニスの会場

私の担当は「一般卓球競技補助」で、対戦カードを担当の卓球台と本部の間を運搬したり、ボール球拾いのお手伝いしました。

その日最後の担当は、決勝戦でした。
決勝戦というピリピリした空気の中、選手に近い場所にいて、選手の熱気を熱く感じられました。
スマッシュの時、足で床を蹴る振動は床伝いに私の足にも力強く伝わりました。気合いの入ったサーブ。
また、得点が僅差の時、選手が「フー」と息を吐き、気持ちを落ち着かせサーブを打つ姿に私も緊張しました。
決着がつくまで、どちらの選手も「がんばれ!」と心の中でつぶやいていました。
試合に勝った選手、激しいラリーで後少しで負けてしまった選手。それぞれの選手の表情が見れて、
日頃の練習の頑張りがあっての表情なんだな~と思いました。
試合をすぐ傍で見れてとても感動しました。

選手の皆さん、パラスポーツ指導員の皆さん、大会関係者の皆さんお疲れ様でした。

【活動報告】上市町福祉パラスポーツフェスタ

🌷令和6年度 上市町福祉パラスポーツフェスタのお手伝いに行ってきました✨

日時 令和6年度10月14日 9:30〜12:30

会場 上市町保健福祉総合センター

参加者 地区社協、民生児童委員、上市町ボランティアセンター登録団体、町内福祉施設、町内小・中学校、上市高等学校他、
    一般町民の方々 約 120名

    パラスポーツ指導員  17名

秋晴れの10月の3連休の最終日、昨年度に引き続き上市町福祉パラスポーツフェスタ開催され、お手伝いに行ってきました

☺️今年度は、卓球バレー、モルック、ラダーゲッター、スクエアボッチャの4種目です。4つの班に分かれ活動内容は1種目30分を目安にローテーションしてもらいパラスポーツを体験していただきました。

☺️[スクエアボッチャ]初めて体験された方も多く、ルール説明を真剣に聞かれた後、6人1組4つの色球(赤🔴・青🔵・緑🟢・黄🟡)チームに分かれて、白い球(ジャックボール)にどれだけ近づけることができるか、さまざま戦略を指導員から教えてもらい投球するごとに沢山の歓声があがっていました

☺️[モルック]指導員の解りやすい説明を聞くと「早くやってみたい」「難しそうだけれど投げてみたい」の声があがり、スキットルのピンが良い音で倒れると、ガッツポーズ💪も決まるほど楽しさが伝わってきました

☺️[卓球バレー]相手チーム、仲間チームのコートに球を打ち出すスピードは速く、また「いち、にい、さん❗️」と声を掛け合われチームワークの良さを感じました。微笑ましい場面がたくさんみられました

☺️[ラダーゲッター]ラダーゴールに向かって、ねらった得点にボールが引っかかった時の嬉しさに飛び上がって喜ばれ、その笑顔におおきな拍手がわきあがっていました

☺️参加してくださった皆さん、各種目スポーツを楽しそうに「次は何かな」「どうやってするのかな」と身を乗り出して、興味を持ってくださり🌷想いおもいの気持ちでまわっていらっしゃった事が私達の次の活動への活力に繋がりました。

☺️お会いできた皆さんの笑顔と元気は大切な宝ものです✨こころの中がほっこり、あたたかくなれます🌷🌼ありがとうございます。

今回、参加協力して頂いた指導員の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

<情報部会 浦島さんからの報告>

【教室訪問】Vol.17 クライミング教室

日 時:2024年9月12日(木) 19:20~20:30
場 所:Ridge Line(リッジラインボルダリングジム)
    富山市上冨居3丁目10-52

この教室は、主に視覚障害者の方々が参加され登山、トレッキング、ボルダリングを行なわれている教室です。昨年度までは「障害者登山教室」の名称でしたが今年度より「クライミング教室」と変更となっています。

この教室ではパラスポーツ指導員と「富山三つ星の会」の方々が協力してサポートされています。クライミング教室の代表者の桐井さんは「富山三つ星の会」に所属されている方です。

私が伺った今年度第6回、9月12(木)はボルダリングで、平日の夜の開催もあり
今回の参加者は視覚に障害のあるOさんと桐井さん2名の参加でした。私を入れて3名と少なかったです。

事前にボルダリングを行っているRidge Lineの会員になると私もボルダリングが出来ると伺っていましたので、早めに行き会員登録をしました。私は以前からボルダリングに興味があったのと、私のスタイルとして自分もその競技に参加し、体の動かし方などを学ぶと、障害のある人達と少しですが同じ目線になれる気がしています。共感できる事で質問したり、やり方を教わったりしてお話しもし易くなって早くお友達になれる気がします。

ボルダリングで使う壁に取り付けられた石のようなパーツは、一般的に「ホールド(hold)」と呼ばれます。ホールドは、形や大きさ、難易度によってさまざまな種類があります。

この施設ではホールドの横にカラーテープが貼ってあり、難易度が決められていました。壁(BASE)の角度も80度、90度・・・とたくさんの壁がありました。

視覚障害者の方がボルダリングを行う時のポイントを教わりました。「H,K,K」という3つのポイントを的確にタイミングよく声で伝える事が大切です。

「H,K,K」は頭文字をとってあります。
H:方向・・・時計の針の方向を伝えます「3時の方向」、「10時の方向」など
K:距離・・・手首から肘までの長さを普通とし、「すぐ近く」、「遠く」など
K:形・・・ホールドの形を伝える「三日月」、「まる」、「さんかく」など

実際にインストラクターさんや桐井さんが「H,K,K」で説明を伝えると、Oさんは説明通りの位置まで手を伸ばしホールドに触り、しっかり指をかけられました。

見ていて思ったのですが、足をかけるホールドの位置の説明は難しい事が分かりました。Oさんも頑張って足で探されますが、時間がかかってしまう場面がありました。時間がかかると体力が消耗し落下してしまいます。
またゴールした後、高い所から降りる時の説明が難しいです。足から降りる為、距離や方向などの足探りは手探りより大変そうでした。

Oさんは、休憩しながら、マイペースで次のルートにチャレンジされていました。Oさんが休憩の時に私も壁にチャレンジしました。スタートからゴールまで、決められたホールドを順番に1つずつクリアしていると、挑む気持ちが高まり、ゴールした時には達成感がありました。面白かったです。

Oさんに感想を伺いました。「ボルダリングは好きです。参加すると気分転換にもなるし、楽しみにしていますが、参加者がもっと増えると賑やかでもっと楽しいのにな~」とおっしゃっていました。

Oさんは、途中で落下し手が疲れても「もう1回(やる)」と同じコースを再びチャレンジされてゴールを目指し頑張っていらっしゃいました。

今回はボルダリングでしたが、登山もやってみえます。視覚障害者が登山をする時は、視覚障害者1人に2人のサポートが必要です。
Oさんに登山した時の話を伺いました。
今まで登った山で印象的だった山は?「雄山」、「乗鞍」、「猪臥山」など

登山は楽しいですか?「楽しい。みんなとおしゃべりも楽しいし、山に登った達成感もいいい。鳥のさえずり、川のせせらぎも聞こえるし、汗かいて苦しいけれど楽しい」とおっしゃっていました。

桐井さんは以前は登山を多く企画していましたが、参加者の高齢化などがあり、
トレッキングやボルダリングが主流になってきて登山が減った事が残念です。とおっしゃっていました。新しく教室への参加者が増えるとまたメインで登山の企画を行いたいとおっしゃっていました。

7月21日に行われた教室では龍王岳(立山町)に登ったそうです。その時の様子が新聞記事にされたそうで、その記事をぜひご覧下さい。


障害者と登った25年 富山三つ星山の会 参加者ニーズに合わせ活動
yomiuri.co.jp

次回のロサンゼルスで行われるパラリンピックでは「パラクライミング」として正式競技になったそうでのす。みなさんご存じでしたか?色々なパラスポーツがありますが、「パラクライミング」は私は初めて聞きました。「パラクライミング」にはボルダリング、リードクライミングの種目があるそうです。4年後の開催が楽しみです。

今年度のボルダリングは全て富山市で行われますが、以前は城端の桜ヶ池にあるクライミングセンターでリードクライミング(高さが半端なく高い)でも行かれ、ゴールの高い所から降りる時はロープでシューっと落下するのが気持ちいいそうです。

次回の第7回 11月14日(木)も同じ場所でボルダリングを行うそうです。
私は次回も参加したいと思っています。平日の夜でお忙しいと思いますが、ご都合よろしければお気軽にクライミング教室に参加(見学だけでもok!です)されてはいかがでしょうか?参加ご希望の方は桐井さん又は、協議会のLINE 公式アカウントや事務局へメールをお願い致します。こちらから桐井さんに連絡します。

登山に興味がある方のご連絡もお待ちしています。

【活動報告】砺波市手をつなぐ育成会 パラスポーツ教室

⚪︎日 時 : 令和6年9月8日(日)14:30〜16:30
⚪︎会 場 : 砺波市油田体育館
⚪︎参加者 : 砺波市手をつなぐ育成会、たんぽぽ(青年学級)、砺波市身体障害者協会 計34名
⚪︎指導員 : 19名

 今年度、新規事業として砺波市手をつなぐ育成会さんよりご依頼を受け、パラスポーツ教室を開催しました。
 普段から月に一度楽しんでおられる卓球バレーアキュラシー🥏に加え、今回は新たにモルックスクエアボッチャを体験してもらいました。
 今回もとても暑い日で、こまめな水分補給に心がけました。
 また、体温調節が苦手な方や服にこだわる方、体型的に着用が難しい方(5名ほど)がおられるとの事で、参加者の負担軽減を最優先とし、ビブス着用をやめ、色分けした名札(育成会さん用意)にて対応しました。

事前に流れを視覚的にわかりやすく説明、色分けされた名札を着用する事で、多くの方が見通しを持ち、安心して取り組まれていました。

 皆さん元気に準備体操されていました🤸

 中には、今回初参加で筋緊張が高まり、声を発する事、表情が固まる方もおれましたが、和やかな雰囲気の中、ご本人のペースで参加された事で、次第に表情も和らぎ、各種目楽しまれていた様です。

【アキュラシー】

 今月22日開催予定の大会に出場される、未来アスリートが何人もおられました!ファイティン!

【モルック】
 モルックを投げて倒れたスキットルの内容(本数または表示されている数字)によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちとなるルールです。

 初めて体験されるという事で、参加者の方の様子を見ながら、興味関心を高めていけるよう、スモールステップで活動を進めていきました。

 参加者の中に、保護者や指導員が入る事でよりルール理解に繋がり、駆け引きや戦略を考える場面も見られました!とても奥深いスポーツですね😄

【卓球バレー🏓】
 皆さん、普段から練習しておられることもあり、かなり白熱した試合が展開されていました🔥

 点が決まったらガッツポーズ👍!

【スクエアボッチャ】
 基本ルール は、ジャックボールに各チームがカラーボールを6球ずつ投球し、いかにジャックボールに近づけるかを競うスポーツです。

 正方形(9m×9m)のコート4辺すべてを使い、4方向、4チーム同時にプレーします。
 今回初めての種目だったので、難易度を調整し12球(通常は24球)で行いました。

 ジャックボール(白)に近いチームが勝ち!皆さん、真剣です😆笑

 終わりに、たくさんの『ありがとう』のプレゼント🎁✨
 今回も参加者の皆さんの笑顔と元気に癒され、元気をもらいました。
 これからも、皆さんとパラスポーツを通して、元気に!楽しく♪活動していけたらと思います。
 ありがとうございました。 報告者:指導部会 山本

【活動報告】砺波市油田(あぶらでん)作業所パラスポーツ教室

余暇活動の充実を図りたいとのご依頼を受け、パラスポーツ教室を開催しました。

〇日時 : 令和6年7月20日(土)10:00-11:15
〇会場 : 砺波市油田体育館
〇参加者 : 油田作業所(利用者・職員・ボランティア)22名
〇パラスポーツ指導員 : 12名

 今回初という事で、コロナ前に何度か経験した事のある【卓球バレー】と新しい種目【ボッチャ】を、2チームに分かれ、1種目約20分で各種目体験されました。とても暑い日となり、コーナー毎に適宜涼しい部屋で休憩、こまめに水分摂取をとって頂き、健康に留意し行いました。

【卓球バレー🏓】
 事前に、久しぶりのイベントであること、皆さんが最後まで楽しく取り組める様、勝敗にこだわらない体験型教室をとのニーズを受け、参加者の皆さんの様子を見ながら、スモールステップで活動を進めていきました。
 段階を踏まえ活動提供していく事で、参加者の皆さんもスムーズに取り組む事が出来ていました。

 また、おひとりおひとりに合わせた握り方、自助具を用いる事で、障害の有無に関わらず楽しむ事が出来ました。参加者の方の中には、
心が動く事でラケットが動き、関節可動域の広がりが見られた方もおられました。継続的に楽しく参加する事で、運動機能の向上に繋げていけると良いですね。

 皆さん身体がほぐれた所で、卓球バレーの試合を楽しみ盛り上がりました。

【ボッチャ】

 ボッチャは初めての体験となる為、お一人おひとりの理解度、運動機能を確認しながら活動提供に努めました。

お一人おひとりのニーズに適した活動を提供する事で、的やカード内にボールが入ると「おー!!」と万歳したり、「ヤッタ!」とガッツポーズをしたりする姿が見られました。
成功体験を得る事で次への意欲に繋がっていたように思います。

今回は「的当て」などでしたが、次回は、ボッチャのゲームを楽しみましょう。

***  ***  ***   

終わりに参加者の皆さんからお礼の言葉、沢山のSmile☺を頂きました。

「楽しかった!」「またやりたい!!」と多くの声が聞かれ、指導員全員が参加者の皆さんからパワーをもらい、次への意欲に繋がったように思います。
ありがとうございました。
次回11月13日、地域のサークルの方とのコラボイベントが予定されています。
これまた楽しみですね。パラスポーツ指導員のみなさんの参加よろしくお願いします。  

指導部会 山本さんからの報告

パラスポーツ体験会 富山大附属小

今回、富大附属小学校の先生からご連絡頂き、パラスポーツ体験会を開催しましたので報告します。

日時:2024.07.07 13:30~15:00
場所:富山大学教育学部附属小学校 体育館
参加者:4年2組 児童と父兄 合わせて約70名
    パラスポーツ指導員 10名

今回、ボッチャ、フライングディスク、卓球バレーを行いました。
3チームに分かれ、1種目約20分で各種目を体験してもらいました。
当日は、曇りで蒸し暑い日でしたので、水分補給が大切でしたので1種目毎に水分補給を取りました。

まずはボッチャ。車いすユーザーの松井さんがデモンストレーションを実施。
ジャックボール(白色のボール)を投球し、その後赤色のボールを投球し、
赤いボールがジャックボールのすぐ近くで止まった時は歓声が上がりました。

次のデモンストレーションは中嶋さんがフライングディスク アキュラシー 5M を実施
1回目でアキュラシーゴールに一直線でディスクが吸い込まれました。お手本となる見事なスローでした。

ボッチャの説明。上の写真はボールの重さや手触りを確認しています。説明の後、4コートに分かれ試合を行いました。

投球後の得点の数え方の説明。みんな身を乗り出して確認していました。

フライングディスク アキュラシー5Mと7Mの2カ所をローテーションしてもらいました。さすがに7Mの方は苦戦していました。

卓球バレーはチーム戦なので、子供達も大盛り上がりでした。

卓球バレーの最後は父兄対決。コートの周りの子供達が声援を送っていました。

今年はオリンピックイヤーでフランスのパリで開催されます。それがきっかけで今回のパラスポーツ体験会の開催を計画されたそうです。
ボッチャはパラリンピックの正式種目です。今日体験した事によりパリのパラリンピックで行われるボッチャを楽しんで見る事が出来ると思います。さあ、みんなで応援しましょう。

後日、父兄の方からお手紙を頂きました。一部抜粋
「普段馴染みのないパラスポーツを丁寧に教えて頂き、楽しく体験する事ができました。児童や保護者からとても楽しく貴重な体験ができたと、とても好評を博しました。パラスポーツを身近に感じる良い機会となりました。」

【研修会】実技研修:ツインバスケットボール

2024年6月23日(日)13:30~16:00
富山県西部体育センター サブアリーナ

目的:ツインバスケットボールの基本ルールと車いす操作及び車いすでのプレーを学ぶ


当日は、富山県車いすツインバスケットボールクラブ「富山 Super Guts」の監督、選手の方々のご協力の元実技を行いました。
10名のパラスポーツ指導員が参加しました。

ツインバスケットボールの説明、バスケ車と日常使用するの車いすの違い、
バスケ車の漕ぎ方から始まり、ランニング、パス、シュートを一通り行った後、
ゲームを行いました。

余裕ある富山 Super Gutsのメンバー
やる気満々な指導員

指導員は、バスケ車に乗りながら、ドリブルをして、パスをするのに苦戦していましたが、徐々に慣れ、
低い方のゴールにシュートが入った時は、大喜びでした。
皆さんお疲れ様でした。いい汗流しましたね。

富山県車いすツインバスケットボールクラブ「富山 Super Guts」では、
富山県障害者スポーツ教室 ツインバスケ教室を行っています。
ツインバスケの選手は四肢麻痺の方々なので、車からの乗り降りや、バスケ車の運搬、コート準備などにお手伝いが
必要です。また5対5の練習するには、選手が足りず、指導員が一緒に練習に参加して頂けると選手のレベルアップになります。
お時間ある時に教室の方にも参加よろしくお願い致します。
次回の教室は8月3日(土)、その次は8月31日(土)(9月以降も開催予定あります)
時間は13:00~16:00 場所は、同じく富山県西部体育センターです。
皆さんのご参加よろしくお願いします。

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告知:今年の秋、11月10日(日) 9:00~
同じ会場の富山県西部体育センターで行われる
『第67回 東海車いすツインバスケットボール定期大会 砺波大会』大会へのお手伝いも募集しています。
東海地区からチームが参加し、数年に一度富山県で開催される大きな大会です。

ツインバスケットボールの公式試合が見れるチャンスです!!!!
選手の熱いプレーを見て、応援もよろしくお願い致します。
この講習会に参加された方を始め、都合悪く講習会には参加できなかったけど、11月10日お手伝いに行きたいと
おっしゃる方、後日正式に募集をかけますので、ご参加よろしくお願い致します。

【報告】第24回 富山県障害者スポーツ大会≪陸上競技会≫

第24回富山障害者スポーツ大会(陸上競技会)のお手伝いにいってきました

とき  令和6年5月19日(日)午前9時00分(前日18日(土)事前打ち合わせ

ところ 富山県総合運動公園陸上競技場

前日の5月18日は、事前打ち合わせが16時10分よりあり、
受付の後、各指導員は係別に分かれて明日の大会に備えて準備を行いました。

大会当日19日は7時30分集合。
気温21℃という過ごしやすいスポーツ日和となり、
9時00分〜開会式9時30分〜競技開始

無事に競技が進行しますようにと配置につきました。

開会式では、昨年度鹿児島県で開催された、「特別全国障害者スポーツ大会」で好成績を収められた選手男女2名が選手宣誓を誓い、その力強い姿に改めて身が引き締まり選手の皆さんの想いの力になりたいと心から参加して良かったと感じました。

出場参加選手は、各市町村・特別支援学校・施設から 240名。
男女・障害・年齢の区分別に15競技が展開されます。

パラスポーツ指導員  42名

補助員(大学生・短大・高専)132名。 富山陸上競技協会、県の職員の方、手話通訳者の方も来られて選手達に寄り添っていらっしゃいました。

パラスポーツ指導員としての活動、係分担は、出発係・決勝・周回記録員・写真判定係・跳躍係・投てき係・記録員係・記録PC・表彰係・競技者係 です。無事に競技の運営をすすめることと、選手の皆さんの安全を確かめながら業務につきます。

選手の皆さん、1人1人の頑張りたい❗️という想いをお手伝いしたい!私たち指導員の想いは1つだと、参加していつも感じています。

今大会は「令和6年度第23回全国障害者スポーツ大会佐賀大会」の富山県代表選考の参考とされます。今回、競走競技で47個の県大会新記録が更新されました。

今年も大会15競技すべて無事に終えることが出来、選手の競技合間の笑顔や、笑い声、励まし合う声かけを、思い出しながら閉会式を迎えることが出来たことが何よりも今日一日の幸せだったなと想いました。
閉会式の後、指導員の皆さんで会場の最終見回り、ゴミ拾いをして解散となりました。参加して頂いた指導員の皆さん一日お疲れ様でした。(情報部会:浦島)