【教室訪問】Vol.18 アーチェリー教室

訪問日時:2025年7月27日(日)10時〜12時
 場 所:二上アーチェリー場
 参加者:教室員3名、初参加1名、指導者1名、指導員1名

伏木の住宅街を抜け、坂を少し登って、アーチェリー場に到着!

≪🏹 パラアーチェリー豆知識 🏹≫
1940年代初頭:イギリスのストーク・マンデビル病院で、医師ルートビッヒ・グッドマン博士が第二次世界大戦で車いすの患者のリハビリとしてアーチェリーを導入。
1948年:ロンドンオリンピック開会式の日に、同病院で16名の車いすの患者によるアーチェリー大会が開催。これが後の「ストーク・マンデビル競技大会」となり、パラリンピックの原点とされる。
⇒⇒ 77年前という、古く長い歴史があるんですね。

≪パラアーチェリーの特徴≫
・障がいの種類や程度に応じてクラス分けがあり、選手は自分の身体に合わせた方法で弓を引く(口や脚を使う選手もいる)
・健常者と同じ射線上で競技できる、数少ないインクルーシブなスポーツ。
  ⇒⇒ 近年良く耳にする「インクルーシブ」。パラアーチェリーは先駆けて実施されていたんですね。驚きました。

坂を上がっていると、目の前にこの建物が見えてきます。左手に駐車場あり


私が建物の中に入ると、開さんがご自身の弓を組立てられていました。
ハンドル部分(中央)に上下にリムを取り付け、その他にも複数の部品(小さな部品もあり)細い六角レンチを使いボルトを締め、
色々調整しながら組立てられていました。
アーチェリー競技は準備に時間がかかる事が分かりました。
余談ですが、ハンドルには素材がアルミ、カーボンなどがあり、リムにも色々な素材、サイズなどがあり、自分に合った物をカスタマイズされて、使用されています。最高のパフォーマンスが出来る道具を準備するのも奥が深いと思いました。

小さい部品の調整中
組立てて調整完了。一仕事を終えられた開さん。赤色部分が「ハンドル」、両側の黒色カーブした部分が「リム」です。

この日はパラスポーツ指導員の中谷さんが初参加され、開さんから競技の事やサポート内容など、事前に説明を聞き、実践されていました。

開さんは車いすユーザーなので、外の芝生に起伏などがある為サポートが必要です。
中谷さんが開さんに声を掛けながら的から30m離れた「シューティングライン」まで移動されていました。

パラアーチェリー選手へのサポート内容
①弓とスタンドの運搬
②車いすの方の場合、シューティングラインまでの移動のサポート
③競技中は静かに後ろで待機
④矢の回収=矢取りといいます。的の前まで移動し、的のどこに矢が刺さったかを、例えば8時の方向の9点とかと言う様に覚えて報告すると、次撃つ時の参考になるとおっしゃっていました。

中谷さんが弓とスタンドを持って運搬。
起伏が大きく、下り坂はバックでゆっくり下ります。
白いロープが的から30m離れた位置「シューティングライン」と言い、ここから矢を射ります。
左側が山本さん、右側が開さん。写真では的まで近そうに見えますが、以外と遠いと感じました
矢取り」時、矢がどこに刺さっているのかを確認し、選手に報告。矢を抜く際は、的の紙を片手で押さえながら、矢を曲げない様に慎重に抜きます。矢が曲がってしまうと真っすぐ飛ばなくなるので1本、1本、ゆっくり〜、そーっと抜く事が大切です。

試合は、2分/回の間で3本の矢を射り、24回繰り返すので、(3×24)合計72本の矢を射るそうです。
72本と聞くとびっくりしました。矢を射るだけではなく、矢取りの時間も必要なので、1試合に長い時間がかかります。
長い時間の間に色々なドラマがあるんだろうと想像するとわくわくして、やりがいのある競技だと思いました。

初心者や経験の浅い方は、近射(きんしゃ)と言って、的から5m程離れて打ってみえました。指導者の方からのアドバイスを受け、頑張ってみえました。
今回がアーチェリー体験3回目の方(下の写真の方)は、難しいけど、的に当たるのが楽しい」とおっしゃっていました。

今年、10月25日〜27日まで滋賀県で開催される第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ2025」
にパラアーチェリー競技の富山県代表として開さんが出場されます。パラアーチェリー競技に富山県からの出場は、7年ぶりとなるそうです。是非、日頃の練習の成果を出し切り、競技は勿論ですが、全国の選手達との交流など、楽しんで来て頂きたいと思います。開さんのご健闘をお祈り申し上げます。

開さんはアーチェリー教室の参加者を募る為「富山県障害者スポーツ教室アーチェリー教室のブログ」を作成されており、練習日の情報(開催、変更)や、「アーチェリーを始めるにあたって」初心者向けの説明、練習報告などこまめに発信されています。お時間ある時に是非ご覧ください。下記リンクからご覧頂けます。

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令和7年度第4回障害者アーチェリー教室での練習風景 | 富山県障害者アーチェリー教室のブログ

取材した日は気温が高く、太陽の日差しが強い日でしたが、青い空、緑の屋外で、うぐいすの鳴き声(夏なのに・・・)が聞こえ、気持ちいい空間でした。
あの場所は春や秋はもっと気持ちがいいと思います。
みなさんのお知り合いにもアーチェリー教室を紹介して頂けると幸いです。激しく動く競技ではないので、いろいろな障害の方でも入り易い競技と思います。お時間ある時に一度見学されてはいかがでしょうか?

今回、パラアーチェリー教室の取材にご協力頂いた方々、ありがとうございました。
次回の教室訪問は「ボッチャ教室」の予定です。お楽しみにして下さい。

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