日時2023年 7月15日(土)10:00~12:00
集合場所:岩瀬浜第2駐車場
皆さんハンドバイクは、どの様な物かご存じでしょうか?事前にネットで検索しましたが、なかなか見つかりませんでした。事前の学習できず、当日集合場所に行きました。
ハンドバイク教室となったのは3年前、その前はクラブとして3年活動されていました。比較的新しい教室になります。
ハンドバイク教室は、8回/年行われています。私が伺った第4回目は「岩瀬浜 ⇔ 環水公園」のルートでした。教室の開催場所は、毎回異なるそうです。富山県内各地は勿論の事、近県の景色良いサイクリングしやすい場所まで足を運び、時には、他県のハンドバイク愛好者と一緒にツーリングをされるそうです。
取材した当日は気温が高く、ムッとした熱い風が吹く日で最高気温が34°近くまでありました。
ハンドバイクは、日常用の車いすに「ハンドバイク部(タイヤが1つ、ハンドル、ギア、ブレーキ、」を合体(固定)させて完成します。合体させるとタイヤが3個になります。ハンドルで方向転換ができ、ブレーキで止まる事ができます。ギアもあるので速度調整も可能です。(小さな補助輪もあります)自転車と同じ機能があります。
しかし、自転車にあるペダルはハンドバイクにはありません。どうやって前進させるのかというと、
胸の前にあるハンドルを前後方向に360°、左右両手同じタイミングで回転(左写真、赤色矢印方向)させると前進する事ができます。
私は、てっきり自転車と同じように左右交互に回転させると思っていましたが、違いました。実際に見て分かりました。
ハンドバイクはドイツで開発された為輸入品が多いそうです。日本製もありましたが、今は製造されていない様です。
ハンドバイクの金額を聞いて腰が抜けました。びっくり50万円位の物もあるそうです。
ギアが沢山ついていていますし、1台づつ手作り、受注生産と聞いて高いのも仕方ないと納得しました。
サポートメンバー(健常者)は自転車に乗り一緒に並走する人の他、車で並走される時もあるそうです。
皆さんお揃いのスカイブルーのTシャツを着用されていました。
色がきれいでよく目立ち、とてもかわいいデザインのTシャツでした。メンバーのお一人がデザインされたそうです。ハンドバイクの後方に自転車が描いてあり、背景には、立山連峰です。
当日の暑さの状況と、メンバーのスケジュールの都合もあり、計画していたルートを急遽変更。
岩瀬浜から中島閘門まで車で全員移動し、中島閘門⇔富河運河冠水公園ルートになりました。
臨機応変に無理せず、実施する事は非常に大切と思いました。
中島閘門駐車場でハンドバイクをセッティングし乗車。今回のハンドバイクは2台、サポートスタッフの自転車は3台。計5名のツーリング。
みなさん準備ができたら出発!一般道を走行し、目的の富河運河冠水公園まで・・・
私は、みなさんを見送った後、車で移動し公園で待ちました。
公園で記念写真を何枚か撮りました。橋の上での撮影する事となり、ハンドバイクはエレベーターで移動。しかし、ハンドバイクは3輪車なので、全長が長くなっており、エレベーター室内はギリギリ・・・工夫してエレベーターにのりました。
エレベーター手前に、手動の左右開きの扉がありますが、たまたまその近くにみえた親子連れのお父さんが、ハンドバイクに気付き、扉を開けて、ハンドバイクが入るまで扉を押さえて頂きました。素敵な行動だな~と思いました。
スタバをバックに撮影した後、方向を180°変え、富山県美術館をバックに撮影しました。
復路、富河運河冠水公園の橋の上から遠巻きにに皆さんの走りを見ていましたが、ハンドバイクは以外とスピードがでており、スイスイ進んで見えました。ハンドバイク気持ちよさそうでした。
そして私は、車で中島閘門まで移動。
中島閘門に戻る途中、1台のハンドバイクのブレーキの調子が悪くなり、走行できなくなるトラブルが発生。たまたま運河横の遊歩道走行中でしたし、駐車場まであと約300m程でしたので、車いすからハンドバイク部を切り離し、日常車いすで車まで戻り、ハンドバイク部は後からサポートメンバーが車で回収しました。
この様にトラブルがある時は、サポートメンバーの助けがとても重要になると思いました。
教室の後、ちょうどお昼でしたので、私も誘って頂きお昼ご飯をご一緒しました。
その時のお話で、昨年度は諏訪湖まで行かれ、県外の方々も含め約30名程が集まりツーリングされたそうです。県外のハンドバイク愛好者の方々と交流もされており、活発な活動をされています。
また走行するルートは、景色(ロケーション)が良く、安全な場所を選定されて行かれているそうです。
今年の第6回の教室は9月16日(土)に能登島に行かれるそうです。以前にも行かれた事があるそうで、景色がとてもいいよ。と教えて頂きました。安全に楽しんできて頂きたいと思います。
お話を伺ってハンドバイク教室の皆さんは、ツーリングの後、一緒にご飯食べたり、たのしくお話をするのもとても有意義な時間なんだと感じました。
ハンドバイク教室ではFacebookに活動の写真や記事を載せてみえます。
『富山ハンドバイククラブ』と言う名称です。Facebookご利用の方は動画の投稿もあるので、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?よろしければ、お友達追加もお願いします。
今回に教室訪問に行きましたが、1つ残念な事が・・・
走行中の様子などを近くで見る事が出来ず、またみなさんと同じ風を感じる事ができなかったのが残念でした。パラスポーツ指導員の方で、自転車が趣味の方がみえましたら、ぜひ自転車(ヘルメット着用)で参加されてはいかがでしょうか?楽しいツーリングになると思います。
また車いすユーザの方でハンドバイクに興味のある方がみえましら、ハンドバイク教室 代表の山口さんまでご連絡お願いします。連絡先は、富山県障害者スポーツ協会のホームページからご覧頂きます様お願いいたします。