富山県パラスポーツ指導者協議会

応急処置法講習会を開催しました

平成29年7月2日(日)に応急処置講習会が開催されました。

前回はAED体験講習でしたが、今回はケガなどの外傷の応急処置や急な体調の変化の際の応急処置などの講習を中心に勉強しました。

今回は26名という多い参加者で、大変熱心に聞き入っておられました。

今回も講師は日本赤十字救急法指導者の綿谷知子さんにお願いいたしました。

とてもわかりやすく、そして実技の時間もたっぷりとっていただいて、指導していただきました!

本当に毎回ありがとうございます!

 


 

前半は座学で体調不良時の応急処置を学びました。

脳卒中や心臓疾患の際の対処方法、特にこの季節に多く発生する食中毒と熱中症の際の対処法については時間を割いてしっかり話されておられました。これからの季節、スポーツする際は熱中症になることも充分に考えられます。屋外ではなるべく日陰を活用し、屋内では空調を必ず活用して、こまめに濡れたタオルでこまめに汗を拭き、通気性のある衣類を身につけて、熱中症の予防に努めましょう!

実技では三角巾を活用したケガの際の応急処置法を学びました。

ケガの際の応急処置法は有名な『RICE』の処置法があります。

REST(安静)ICE(冷却)COMPRESSION(圧迫)ELEVATION(挙上)の頭文字で、初期の段階でこの処置を全てすることが大事です。

三角巾は圧迫して止血し、固定することで安静を図ることを主目的としています。

三角巾を使って色々な部位の包帯法の実技を行いました。前腕部や頭部の包帯法と上肢の固定法を教えていただきました。

なかなか一回ではうまくいかず、何回も練習してしっかりと巻けるようになっていきましたよ。

しっかりと圧迫しながらずれないように、しかし締め付けすぎないように巻くのは難しいものですね!これは練習が必要ですね!

何度も練習しているうちにあっという間に講習の時間はすぎていきました。みなさん、夢中で練習されて上達されていました。

なるべくケガなどがないように予防することも大事ですが、もしもの時に備えて色々な知識を覚えて行くのも大事なことだと感じました。

また、今後もこのような講習会を開催したいと思いますのでその際は講習に参加してみてはいかがでしょうか!