富山県障がい者スポーツ指導者協議会

【教室訪問】Vol.16 サウンドテーブルテニス

≪「研修室」の下の白いテープには点字が書いてあります≫

日時:2023年12月17日(日) 13:00~16:00
場所:富山県視覚障害者福祉センター(富山市磯部町3-8-8)
1F 研修室

この日はサウンドテーブルテニス用の卓球台が2台準備されていました。

壁側、窓側に椅子が並べられ、私が行った時間には、参加者の皆さんが椅子に座ってみえました。この日は11名参加されていました。多い日は、15~6名が参加されるそうです。

参加者の皆さんは、「同行援護」を活用されて来られる方や、ご家族と一緒に来られる方、また、建物の目の前にバス停(磯部町三丁目)があり、バスで来られる方がみえます。

この建物の駐車場できる車の数が少ない為、少し離れた場所(布瀬町2丁目信号横)にある駐車場に箕島さんと私の車を止めました。

≪番号が人を表しており、対戦が順番に決まっています≫

また、日頃からサウンドテーブルテニス教室で審判をされている富山県卓球協会 レディース部の方が4名審判に来ていらっしゃいました。


開始時間になると、卓球台毎に分かれ、あらかじめ対戦が決まっているので、
自分の番が来るまで、椅子に腰かけて待機です。いつもの卓球大会の様に静かな空間で、張り詰めた空気感はなく、お隣同志で少しおしゃべりされたりしてなごやかな雰囲気の中で皆さん対戦されていました。

1人4試合の対戦が組まれていました。


サウンドテーブルテニス(略してSTT)の魅力を伺いました。

・勝てばうれしい

・勝つために練習をする

STTは比較的運動量の少ない競技なので、視覚障害者スポーツ初心者や年配の方には適しており幅広い方に楽しんで頂ける競技と言えますが最近STTを新たに始める方が少ないそうです。
視覚障がい者の方は根っからスポーツが好きな人が多く、STTの他にブラインドマラソン、水泳、登山などにも挑戦されている方もいらっしゃいます。スポーツで体を動かすのは気持ちいいですよね。

STTでは富山県障害者スポーツ教室として年に12回、月に1回実施ですが、教室以外でも各支部ごとに練習をされており、新湊では、毎週月曜日(4回/月)実施されているそうです。


この日は、一昨年にサウンドテーブルテニスの審判講習会を受講され、当日審判をされる為にパラスポーツ指導員の箕島さん(富山県障がい者スポーツ指導者協議会 会長)も参加されました。

副審不在の中でも明確なジャッジで、スムーズに試合を進められていました。

箕島さんが、審判の合い間に参加者さんと対戦されました。

対戦相手の方はアイマスクをされていましたが、箕島さんはアイマスク無でした。当然見えている箕島さんが圧倒的有利かと思いましたが、試合は一進一退の競った試合内容でした。
この試合の経験も審判のレベルアップの為に行われていました。

私も取材しながら、ボール拾いのお手伝いをしました。ボール拾いは付き添いの家族の方が虫取り網を持って行ってみえました。
取材に行って、STTのサポートには下記がある事が分かりました。
・選手を卓球台に誘導する
・チェンジコートの際、反対コートまで選手の誘導
・ボール拾い
・得点盤(サーブ権:右の写真のサイコロ形の箱が置いている側の選手がサーブを行います。サーブ権が移動するとこの箱も移動させます)


STTは、サーブを打つ時、サーバーが「行きます」と声を掛け、レシーバーが「はい」と承諾した後に時間を空けずにサーブを打ちます。このやり取りから、試合の駆け引きが始まっています。

ラリー中も強弱をつけて打ったり、コースを狙ったりと、その選手の戦略が見えてきて面白いと思いました。狙ったコースに行かなかった場合、選手は審判にどこにボールが行った?と細かく質問をし、自分の中で修正をされていました。

一昨年、サウンドテーブルテニスの審判講習会を受講された方、サウンドテーブルテニスに興味がある方、サウンドテーブルテニス教室に参加(見学)されてはいかがでしょうか。練習の様子を見たり、審判の様子を見たりする事でより深くサウンドテーブルテニスの魅力を感じられると思います。

富山県視覚障害者協会 のホームページ内にサウンドテーブルテニスの記事がありました。
下記リンクよりご覧頂けますので、併せてご覧頂けたらと思います。
サウンドテーブルテニス (toyama-ssk.com)


話は変わりますが、パラスポーツの審判員について
パラスポーツを普及させる為には、審判員の育成が不可欠と思います。審判がいないと選手は競技を正しく知る事ができません。また楽しく競技する事もできず、スポーツからも遠ざかってしまいます。
富山県内の各パラスポーツの審判不足で選手の方々が困ってみえます。

審判員はその競技のルールを覚え、審判の実践を繰り返し、他の方の審判を見たりして少しづつ審判員として成長し継続される事で力をつけられます。時間もかかり簡単な事ではありませんが、どの競技でも構いません。興味がある、自分なら出来そうなパラスポーツの審判を目指してみては頂けないでしょうか?

パラスポーツ普及活動の一役になりますし、ご自身の成長にも繋がると思います。
是非、ご検討をよろしくお願い致します。