富山県障がい者スポーツ指導者協議会

富山マラソン2021 車いす競技のお手伝い

令和3年11月7日(日) 富山マラソン2021が開催されました。

昨年はコロナウイルスの為、中止でしたので2年ぶりの開催になりました。

今回で6回目となる富山マラソン、今までの反省点が改善されました。
今回から私達ボランティアの駐車場が今まで徒歩10分程かかりましたが、今年は選手と同じマラソンスタート横の駐車場に変更になり、とても利便性がよかったです。
また、車いす競技のコースが一部変更と一般ランナーのウエブスタートが採用された為、ゴール地点が変わりました。前回までは、スタート地点とゴールが同じでしたが、約600mほど手前が今回のゴール地点になりました。

当日は、朝6時30分に高岡市役所近くの駐車場に集合し、事前に配布された健康チェックシートを提出し、マスクとフェイスシールドをつけ選手の到着を待ちました。朝の冷え込みがありましたが当日の天気は快晴で白い立山連峰の山々もすっきり見えました。今回は13人でお手伝いをしました。

選手の方々は7時から順次集合され今年の参加者は8名でした。富山県の他、愛媛県、静岡県、長野県、福井県、石川県から参加されました。愛媛県から参加の選手は前日10時間かけて来県されたそうです。

サポートの内容は、
①車いすサポート班・・・選手の準備のお手伝いや練習コースの見守り、ゴール後の選手の帰宅までサポートを行います。今回も富山福祉短大の生徒さんと一緒に行いました。
②車いすアシスト班(3カ所)・・・コース途中の3カ所の上り坂でのサポート。選手が自力で上り坂を登れない時に、選手に車いすの後方を押していいか確認し、押す係りです。
③車いす最後尾自転車・・・・・自転車に乗りランナーの最後尾を走り、選手にアクシデントがあった場合の対応などを行います。ランナー最後尾でインカムを使い大会本部や審判と連絡を取りながらサポート。
④車いすランナーサポート班・・・トラックに乗車し、もし選手がリタイヤした場合、選手と車いすをトラックに乗せて駐車場まで戻る係りです。

選手の方々のスタート前の準備をお手伝いし、スタート地点前の直線道路で練習されている時、時々歩行者が通られる為、早いスピードで横を通る選手に気を付けて頂くように促します。
練習の後、選手の点呼があり、選手は8時35分スタート地点に整列。8時50分車いすのスタート。
私達は、力強くスタートした選手の方々を見送った後、ゴール地点に徒歩で移動しました。

ゴール地点では、ゴールした選手と共に、駐車場まで戻ります。
8名の選手が無事にゴールされました。全員完走されて良かったと安堵しました。

私は、最終ランナーがゴールしたのを見届けてから戻ったので、選手はレーサーでゆっくりと走行ですが、私は走っても追いつけず一緒に行く事ができませんでした。最後だったので、落ちているごみがないか?確認しながら戻りました。ごみ拾いも仕事の一つでしたが、他の担当のボランティアの方が回収された後できれいでした。

駐車場では、どの選手も晴れやか表情で、近くにいる私達もうれしかったです。
その後、入賞された方々は駐車場横の表彰式会場に移動し、私たちも表彰式に参加しました。
駐車場からの移動距離が最短でしたし、駐車場に居ても表彰式会場の様子が聞こえ分かるので不便がありませんでした。

表彰式も終わり、選手の方々は少しずつ帰りの準備をされ、各担当場所にいたボランティアも順次戻りました。
今年もどの担当箇所も問題なく無事に終わる事ができました。これも選手の方々、大会事務局皆さんのおかげと思います。
来年もまたお手伝いしたいと思います。

このボランティアは集合が6:30と朝が早いですが、電車で来られる方は当日は臨時列車もでるので大丈夫です。
またスタート前のセレモニーを見る事もでき、今年も有森裕子さんの選手への激励の言葉は、私達ボランティアのテンションも上がりました。スタート直前の緊張感なども肌で感じる事ができます。
今年もいくつかのドラマがありました。言葉ではなかなか伝わらないので、来年もきっと開催されると思うので、一緒に体感しましょう。ボランティアの参加をお待ちしています。