富山県障がい者スポーツ指導者協議会

富山県障害者スポーツ大会 卓球競技会 のお手伝い報告

今年度初、富山県障害者スポーツ大会 卓球競技会が、
令和2年11月8日(日)に開催され、お手伝いに行ってきました。 今年度はコロナの影響で予定されていた水泳、陸上、フライングディスクの競技が中止となり、今回の卓球競技が唯一開催された大会になりました。

この大会はコロナ渦での開催となり、各所に「コロナ対策」が実施されていました。
私達、運営役員は7時30分の受付時、事前に配布されていた 「コロナチェックシート」を回収。当日の体温未記入の方が見えた場合は、受付に準備されていた体温計で計測しました。

 

一般卓球の会場は大アリーナに24コートを設営。 サウンドテーブルテニスの会場が会議室から中アリーナ(バスケットコート2面の広さ )の会場と変更となり、会議室開催時には必要がなかった防球ネットの設置や、パイプ椅子の搬入やソーシャルディスタンスを保つ為間隔を空けての椅子の配置など、会場設営に時間がかかりましたが、一人一人が率先し動き、また声を掛け合いながら、会場準備を行ったお蔭でなんとか開会式までに準備ができました。

今回の競技内容は残念ながら縮小。 例年は、午前リーグ戦、午後トーナメント戦と1日中熱戦が繰り広げられますが、今年は、午前のみの開催で1発勝負のトーナメント戦だけでした。
また、試合前の練習時間も例年より短くなっていたり、応援の仕方にもコロナ対策がありました。準決、決勝などになると、コートの周りに応援の人が集まりましたが、 今年は、2階の観客席に留まっての応援。声出し禁止。拍手のみでしたので、 静かな大会でした。
そんな中でしたが、選手達は日頃の練習の成果発揮し、各テーブルで熱い熱戦が繰り広げられました。

試合運営の中でもコロナ対策が実施されて毎に1試合ボールを消毒を実施や、 試合直前コート横で
選手は手の消毒を実施。
競技の時はマスク外してもよいが、競技以外はマスク着用。

私は今年もサウンドテーブルテニスの会場でのお手伝いでした。
試合中はボール拾いをしていましたが、試合の進行を妨げない様に拾ったボールの音が鳴らない様に注意し、回収していました。


ボール拾いをしながら、試合を見ていましたが、サービスする選手が「行きます」と言った後、レシーバの選手の「はい」(サービスを受ける準備できましたと言う意味)と言うまでの間合いの取り方や、返球するボールのスピードに強弱を付け相手を翻弄させる戦術などなど、サウンドテーブルテニスの「静寂の中での熱い戦い」の面白さが少しずつ分かってきました。これは言葉ではなかなか上手く表現ができないので、是非、是非本物を見て感じて頂きたいと思います。

各試合も順調に進み、予定時間より早く競技終了。
それに伴い閉会式、片付けも早く終了し、 12時過ぎに全工程が無事終了する事ができました。

今年の参加選手は合計114名(市町村からの参加者、各支援学校からの参加者の合計)。大会役員。競技役員も多数参加され、運営役員である私達スポーツ指導員は32名の参加でした。今年度の「水泳競技」、「陸上競技」、「フライングディスク」が中止となり、各大会に参加予定の選手の方々が日頃の練習の成果を 試す機会がなくなってしまい、非情に残念でした。 しかし大会内容が縮小されましたが卓球競技が開催されて本当によかったと思います。
この大会の開催に当たり、各コロナ対策を計画し準備された方々のご尽力に敬意を表したいと思います。「WITH コロナ」。今後コロナが収束するまで、コロナの状況を見ながら少しでも障害者のスポーツの場がある事を願い、またお手伝いしたいと思います。