富山県パラスポーツ指導者協議会

教室訪問Vol.1フライングディスクにいかわ教室

今年度は、3月よりコロナウイルスの為、障害者の大会や各教室、競技などの活動の自粛を余儀なくされていましたが、最近、新しい生活様式を取り入れ、各教室、各競技毎で感染予防対策を行い、少しでも活動ができる工夫をして、実施されています。
今年度は新しい試みとして、各教室を訪問し、練習環境、練習内容など、教室の紹介と選手へのインタビューを行っていきます。

第1回目はフライングディスクです。

日時:2020年7月26日(日)10時〜12時
にいかわ教室の開催は、毎月第4日曜日です。
場所:魚津市障害者交流センター

当日の天気は曇り。梅雨の終わり頃ではありますが、じめじめ感が少なく、運動には適した気候でした。

マスク着用で、建物入口での消毒を実施後、館内に入ります。
内ばきに履き替えました。

10時になり、道具の準備。全員で行います。アキュラシーゴールを2台並べました。

その後、準備体操。2人が対面で少し離れ、ディスクキャッチの練習
10分程練習したら、リーダーH君の声掛けで「手洗い→消毒」

感染予防の為、考えられた新しいルールです。
今は、そのルールを全員で守る事で、
フライングディスクの練習ができるのです。

消毒後、練習再開。10投/人投げたら、交代する形でリングめがけてディスクを投げます。10分後また、「手洗い→消毒」の繰り返しでした。

感染予防対策を行いながらの練習で、全体的に練習時間が削られていましたが、
体を動かし、汗を流していました。マスク着用している為、マスクの下に汗を
たくさんかくので、マスクをずらし、まず口の周りの汗を拭いていました。

休憩時間に、女子にお話し聞きました。お休みだった3ヵ月間は、練習ができず、つまらなかったそうです。
お休み開けの練習では、みんなに会えてうれしかった。
近くに寄って話したかったけど、ソーシャルディスタンスで少し距離をあけて再会を喜んだそうです。
教室に来る目的は、フライングディスクの練習と友達に会う為でした。
それがまた、楽しみですよね。

後片付けは、コロナ対策の為、リングやディスク1枚づつを全員で拭きました。
次使用する人が気持ちよく使用する為、丁寧に拭いていました。

にいかわ教室は長きにわたり、障害者スポーツ指導員の小島さんが主に指導されているそうです。
選手の自主性を尊重し、タイミングをみはからっての声かけや質問されたら、「こうすればいいんじゃない?」と問いかける形で指導されていました。また、練習中はディスクを投げるだけではなく、投げた後のディスクを拾ったりディスク渡しの補助も教室の参加者だけで行っているとのことです。

★ H君にインタビュー ★

 H君は、全国大会出場経験があり、フライングディスクが上手なさわやか青年です。リーダーとして練習の進行やみんなに声掛けをし、責任感をもって選手を引っ張っていました。いくつか質問をしました。
問1:フライングディスクを始めたきっかけ?
A.にいかわ支援学校の1年生の時に出会い、始めました。
問2:楽しい所は?
A.アキュラシーゴールにディスクが入るのが楽しい。
フライングディスクの魅力と思う。
岐阜県で行われた全国大会で10投中9投入り、「銀賞」をもらった事。

問3:人に教えている時、気をつけている事は?

A.まず、他の人の投げる姿をみる。→それから、投げ方を身振り手振りで教える。
→分かってもらえない時は、指導員の小島さんに伝え方を教えてもらう。
→再び、投げ方を伝える。
伝え終わった後も、ちゃんと出来ているか、確認している。

問4:今後の目標は?
A.大会で10投入れる事。
今年はコロナの影響で大会が中止となり、残念だけど、来年の大会で
10投入れる様練習頑張ります。

問5:リーダーとして気を付けている事
A.コロナウイルスの感染予防の為、10分毎に手洗い、手の消毒を行う
為、時間の管理に気を付けています。
また今日は、メンバーが6人でしたが、例年大会前は12人程参加するので大変。今後は、自分の代わりに伝言してくれる人が欲しい

次回もお楽しみにして下さい。