富山県パラスポーツ指導者協議会

第18回富山県陸上競技会が開催されました。

平成30年5月20日(日)富山県総合公園運動競技場にて第18回富山県障がい者スポーツ大会(陸上競技会)が開催されました。

今年は寒暖の差が激しく、どうなることかと思いましたがこの日の最高気温は18度、曇り時々晴れの過ごしやすい日になりました。

今回は障がい者スポーツ指導員が36名参加といつもより多く来て頂いて本当に心強かったです。参加者は運動会の順延などで3校の学校が運動会と重なってしまい、参加者が少なくなってしまいましたが、今大会で好成績を出すと第18回全国障がい者スポーツ大会福井しあわせ元気大会への出場の機会があるのでみなさん張り切って参加されていましたよ!

運営役員やボランティアのみなさんは午前7時30分に集合して、陸上競技会の準備をしました。学生ボランティアのみなさんは富山国際大学、富山短期大学の学生さんがたくさん参加されました。毎年来て頂いているのですが、みなさん若いのにしっかりと仕事されていて、いつも感謝しております。

開会式がはじまり、参加選手が整列して開会の言葉を聞いたり、選手宣誓をしました。今回の選手宣誓は、去年全国大会に出場した学生さん二人がしました。しっかりとした言葉せ選手宣誓されました。また、開会式の後に、去年の愛媛の全国大会でメダルを取った選手たちの成績報告会が行われました。みんな誇らしげにメダルを下げているのを見て、頑張ろうと思う選手がいると思います!

パラスポーツならではの競技として、スラロームという競技があります。白い柱2本の間は前進で通過、赤い柱2本の間は後ろ向きで通過しなければなりません!また柱1本の場合は柱の周りを一周します。白い柱だと前進しながら一周、赤い柱だと後ろ向きで一周しなければなりません。これがなかなか難しく、ターンしたり止まったりを効率よくしなければタイムは早くなりません!

こちらはソフトボール投げとジャベリックスローの競技風景です。ソフトボール投げはやられた事がある方も多いと思います。ジャベリックスローとはターボジャブという槍のようなプラスティック製の投てき物を遠くに投げる競技です。やり投の元世界記録保持者トム・ペトラノフ氏が考案したロケット型の用具で、やり投よりも安全で、ボールに近い感覚で投げる事ができます。

こちらはビーンバッグ投げという競技です。電動車いすの使用者など重い身体障害のある選手が参加する投てき種目です!選手が投げるビーンバッグは乾燥した大豆などの入った12センチ四方、重さは150グラムの袋です。選手は円盤投げのサークルから3回連続で投げて飛距離を競う。投げ方は自由で、手を使うだけでなく足の甲に載せて蹴り出す選手もいらっしゃいます。


こちらは立ち幅跳びです。立位からどれだけ遠くに跳べるかを競う競技です。助走を付けずに跳ばなくてはならないので、脚力が必要です!ちなみに世界記録は347cmだそうです!すごい距離を一瞬で跳べるんですね!

 

 


また、トラック競技も多くあります。先のスラロームや50m/100m/200m/400m/800m/1500m走に4x100mリレーがあります。選手たちは一生懸命ゴールを目指して走っています!自分の自己ベストや全国大会出場を目指して頑張った成果を出す時です。私たち指導員もみんながベストを尽くせるよう運営の補助をしながら応援をしていました。

障がい者スポーツ指導員は、運営役員として選手の誘導や、表彰、記録や競技の補助など担当しています。朝7時30分から夕方4時ごろまで陸上大会が滞りなく進行するようにテキパキと与えられた仕事をしていきます。顔馴染みの選手や役員ともお話しして、お互いの近況報告などもしながら進行していきます。今年は新しい障がい者スポーツ指導員の方や、初めて陸上大会に参加される障がい者スポーツ指導員の方が多く参加されました!みなさんが活動しやすいよう当協議会も頑張っていきますので、お気軽にご意見いただければと思います。

最後に富山県の障害福祉課の課長さんからご挨拶がありました。障がい者スポーツ指導員や、富山国際大学、富山短期大学の学生ボランティアのみなさんに労いの言葉をいただきました。

今年も大きな事故や怪我もなく無事に終わる事ができました!ボランティアで参加された皆さん一人一人の力のおかげです。

このような活動をしておりますので、ご興味がおありの方は障がい者スポーツ指導員の資格を取ってみませんか?今年も12月に初級障がい者スポーツ指導員の講習が行われる予定ですので、ぜひご参加ください!