富山県パラスポーツ指導者協議会

平成29年度北信越ブロック特別研修会に参加しました。

平成30年3月11日(日)福井県福井市健康の森にて開催された北信越ブロック障がい者スポーツ指導者協議会・特別研修会が開催されました。

今回は富山県から10名の参加がおられ、北信越の障がい者スポーツ指導員60名が参加されました。

今回の研修会は競技の理解を深める目的で「卓球バレー」と「車椅子テニス」を実際に競技したり、練習を体験する研修会となりました。

まずは開会の挨拶。石川県の井上明浩会長が今回の研修会の趣旨などを語られました。普段はあまりお会い出来ない北信越の協議会の方々ですが、みなさん熱気に溢れた方々ばかりで良い刺激を受けます!

 

そして研修会の開始です。まずは卓球バレーからです。とにかく実際に体験して、卓球バレーの楽しさを実感して欲しい、とのことでまずはゲームをしながらルールなどその都度学びました。

卓球バレーとは、平たく言えば卓球の台と球を使って6人制バレーをするというもの。一番の特徴は「立ってはいけない」と言うことです。椅子の座面からお尻を浮かせると反則なのですが、みんな興奮するとついお尻を浮かせてしまします!

だいたいの流れが理解できると、みなさんエキサイトしてきます。今回は細かなルールは見逃していただいて、楽しむことに重点を置いてゲームをしました。実際には細かなルールがあり、審判の方はボールや、選手の動作一つ一つを見ていなければいけないので大変な作業です。和やかに進行しながら、それでいて反則行為など笑顔も交えて教えてくださった審判の方々ありがとうございました。

あっという間に時間はすぎ、卓球バレーの講習は終了となりました。卓球バレーは大人も子どもも、障がいがあってもなくても楽しめるスポーツ、ユニバーサルスポーツであることに深い感銘を受けた受講者もおられました。今回、指導していただいた審判員の方々も、口を揃えて「卓球バレーをぜひ普及させていきたい」とのことでした。

 

今回福井県の斎門さんと森下さんが、主に卓球バレーの指導をしてくださいました。北信越の卓球バレーをもっともっと盛り上げていきたい、と言う意気込みを語っておられました。

 

 

 


今回の研修は3月11日。あの東日本大震災が起きた日でした。あの時、遠い場所から何も出来ない、もどかしい思いでテレビなどの情報を見ていたのを思い出されます。ささやかながら、あの日犠牲なった方々への黙祷と被災された方々への祈りを捧げました。皆様の心が少しでも安らかになりますように。

 


さて、休憩を挟んで次は車椅子テニスの実技講習です。

現役車椅子テニスプレイヤーの竹下さんと車椅子テニストレーナーの久保下さんが主に指導してくださいました。

指導員の中でも車椅子に乗るのは初めての方もおられ、まずは車椅子の機能紹介から漕ぎ方、止まり方などの説明をされました。その次はまず乗ってみて、Uターンの仕方やラケットを持ちながらの漕ぎ方などを教わりました。私も体験しましたがラケットを持ちながら移動するのはとても大変でした!さらにボールを目で追いながら車椅子で移動するのは至難の業です!車椅子テニスプレイヤーって本当にすごいですね〜。

さて、身体も暖まってきたので次はラケットでボールを打ちます。ここでは車椅子に乗る人とボールを投げる人に分かれての実技です。もちろん車椅子に乗ってボールを打つのはとても難しかったのですが、うまい具合にボールを投げる事も難しいものです。我々指導員は良き練習相手にならなくてはいけないので、ちゃんとしたボールを投げられないと練習にはなりません。

今回はこれにて終了となりました。車椅子テニスと言うのは車椅子操作やラケット操作など色んなテクニックを組み合わせているのだなあと改めて感心しました。時々テレビで観ていましたが、こんなに難しい事をしているのだと今更ながら知りました。

今回は竹下さんと久保下さんに指導いただいて本当に勉強になりました。ありがとうございました。

最後はみなさんで記念撮影。北信越ブロック特別研修は大変実りのある良い研修会でした。年に一度ありますのでもし興味がありましたらご参加ください。富山県内からも多く参加されますし、県外の方々との交流もあり、良い刺激になると思いますよ!