富山県障がい者スポーツ指導者協議会

手話講習会を開催しました。

 

本日は指導者協議会、研修部会主催で、手話講習会を障がい者福祉プラザにて13:30から行いました。

朝から雪が降っており、手話講習会の日なので、たくさん降らないで欲しいと思っていたら、10時ごろから陽が差してきて積もった雪も解け始めました。滑川市、南砺市など遠方から参加される方もみえたのでよかったです。


講師は、富山県障がい者指導者協議会 副会長の山岸 勉さん

山岸副会長は2004年から手話を勉強され、お仕事の傍ら
「富山県登録手話通訳者」として
1年に14~15回程、講演やイベントで手話通訳をされているそうです。

本日の参加者は35名と非常に多くの方が参加して頂きました。手話に興味がある方が多い事が分かりました。
その内7名の方は昨年「初級」を受講された方でした。
うれしい限りです。

 

最初の30分は座学で、聴覚障害者についての説明やコミニュケーション方法や手話で会話する時の注意事項など手話初心者に分かり易く説明して頂きました。また聴覚障害者の方は普段の行動などは健常者と変わらない方が多い為、見た目で聴覚障害者とはわからないので、「見えない障害」と言われているそうです。

聴覚障害者とのコミニュケーションの仕方には以下の4つあります。
1)筆談・・・・・・・・・一般的で手軽な方法。文章にしなくても箇条書き程度でよい。
2)読話(どくわ)・・・相手の口の動きや表情から言葉を読み取る
3)身振り・・・・・・・・ジェスチャー。しかし詳しく説明するには限界がある
4)手 話・・・・・・・=聴覚言語。手の動き、手の位置、動きと表情で表現。

最近は条例で「手話は言語の1つである」と定められるようになって来ています。

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座学の後は実技を教わりました。
まずはあいさつから・・・「おはよう」から始まりました。数字の表し方、
山岸さんのお手本をまねて、受講者も一緒に手を動かしました。
その後は各自、自分名前での自己紹介の練習をしました。それぞれ名前が違うので、「指文字」でしか表せない名前もあれば、手話を組み合わせて表せる名前がありました。

また、手話は西日本と東日本では違う手の動きをしたり、方言があるそうで驚きました。
富山県では西日本のやり方をするそうです。

一つの手の形でも、動かす方向や強弱などで意味が違うそうなので、手話は奥が深いと知りました。

手話の心得として大切な事として
・手話と同時に口も動かして会話すると分かりやすい
・表情も大切
・会話の間に目を背けない。目を背けると分からなくなるので気を付けましょう。
また「マスク」着用しての手話は口の形や表情が伝わらないので、風邪をひいている時は仕方ないですが、予防の為に着用している場合はなるべく外した方がいいそうなので、気をつけたいと思います。

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私達が活動する「水泳競技大会」、「陸上競技大会」、「フライングディスク大会」、「卓球大会」には聴覚障害者の方が参加されます。聴覚障害者の方と少しでも会話や応援が出来る様に手話を覚え今後実践したいと思っています。

山岸さんは手話は難しい所はありますが、分かようになれば楽しいです。とおっしゃっていました。

始めの一歩を踏み出せました。今後少しづつ手話を覚えて、会話を楽しみたいと思います。
山岸さん、ありがとうございました。