平成29年3月18日に東京で行われた日本障がい者スポーツ協会主催のステップアップ研修会が行われ、参加してきました!
今回のテーマは「障がい者のからだづくりを支援する」というもので、我々指導員にとってもとても興味がある分野の勉強をすることができましたよ。
東京オリンピック・パラリンピックのピンパッジを頂きました!綺麗ですね〜。
午前中の第一部は座学で、骨や筋の基礎知識から、より深く解剖学的、生理学的なお話をされ、それにまつわる関節運動の効果的なやり方などを学びました。
丁寧に講師の先生が説明してくださって、私たちもとても理解しやすく学ぶことができました。
特に障がい者のスポーツという視点から、関節可動域をしっかり見ることが重要で、障がいの特性との見極めにもなるので、しっかりと関節可動域の制限等をみていきましょうということでした。また、ストレッチをして関節可動域を広げたり、運動前、運動後にストレッチをするという有用性についても講義が行われました。
昼休憩は研修会の会場である戸山サンライズという体育館の一階にある定食屋さんのランチを食べました。
ボリュームたっぷりで700円!
たくさん食べてしまい、午後は眠くならないか心配していました・・・。
さて、午後の部では実技としてストレッチを実際に体験する講義になりました。4人程度のグループになって、お互いにストレッチをしていきます。なまった体にストレッチをしてもらうのはとても気持ちが良かったですね!
ストレッチングの効果として
1結合組織の粘弾性の低下(伸張性の向上)
3筋緊張の緩和
4自律神経の影響(交感神経・副交感神経)
5組織再構築の促進(タンパク合成反応)
によって
柔軟性の向上、外傷や傷害の予防、疲労の回復、疼痛の軽減、リラクゼーション効果、キン肥大や筋萎縮の抑制、などが挙げられます。
また、ストレッチングも漫然としていては効果も薄いものになるので、基本としては筋肉の起始と停止に沿ってすることが肝心だそうです。そのためには筋肉の走行をしっかりと理解するということが大事になってきます。
また、障がいの特性に合わせたストレッチングを考えること。これには正解がなく、一人一人の体の特性に合わせて考えて行くべきであると、教えて頂きました。
これらのことを充分に理解することができて、大変勉強になりました。
また、富山に帰ってストレッチングや体のコンディションについてみなさんと共有して、これからの指導に活かしていきたいと思える、有用な研修会でした。
これからも、このような研修が富山県はもちろん、日本障がい者スポーツ協会においても開催される予定です。ぜひ、参加なさってはいかがでしょうか?
富山県障がい者スポーツ指導者協議会でもステップアップ研修を開催する予定でおります。
詳細が決まりましたらホームページでも掲載する予定でおりますので、ぜひご参加ください!