10月22日から10月24日にかけて障害者スポーツの祭典、第16回全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」が行われました。我が富山県も５競技のべ４３種目の代表選手２３名と役員２３名、合計４６名の選手団を結成。岩手県に向かいました。
北陸新幹線に乗り、富山駅から大宮駅で乗り換え、そこから各競技会場の近くの宿舎に向かいました。岩手県は富山県の約４倍の面積があり、各競技会場が遠いため、割とバラバラの宿舎となっておりました。私は卓球会場近くの奥州市に滞在となりました。寒気が急に入り込んだせいで岩手県内の気温は急激に低下し、毎朝３℃から５℃くらいの最低気温となり体調管理の難しさを感じました。
結団壮行式の様子
開会式も盛大で全国大会にふさわしい華々しいものでした。岩手県はあの東日本大震災で大きな被害を受けました。その時の支援の感謝を伝える大会でもある、というメッセージも強く発せられていました。
開会式では地元の伝統的な祭り「さんさ踊り」という太鼓を担ぎながら踊るという勇壮な踊りを披露してくださいました！
開会式の様子とさんさ踊リを披露する踊り子さん
卓球・サウンドテーブルテニス会場では岩手県の小学生が書いた登りがはためいていました。こうやって全県あげて国体並びに障害者スポーツ大会を盛り上げてくれるのはとても嬉しいです！
今回は卓球・サウンドテーブルテニスの担当でした。卓球は有名な競技ですがサウンドテーブルテニスという競技は聞き慣れない方もおられると思います。
サウンドテーブルテニスとは視覚障害の方でも楽しめるように開発された卓球競技の一つです。
ピンポン球に４つの金属球が入っており、転がると音がします。木製のラケットでその球を打って、卓球台の上を転がします。
球の転がる音やラケットの音が重要になってきますので、競技会場は音を出す行為は禁止されています。
残念ながら撮影も禁止でしたので、画像はお見せすることはできませんがとても素晴らしい試合が繰り広げられていました。
サウンドテーブルテニス専用のラケットと卓球台
卓球会場でも全国から選ばれた選手たちが技を競い合って大いに盛り上がっていました。
ラリーの応酬や豪快なスマッシュが打ち込まれるたびに会場から大きな歓声が上がります！
また、他県との交流も盛んで、大会中に色々な都道府県の方の話をうかがうことができて、役員も選手もいい刺激になりました。全国大会ならではの光景です。
そして、無事に全ての試合が終わり閉会式へ向かいました。
冷たい風が非常に強く、皆さん毛布にくるまりながらの閉会式でした。
閉会式のゲストはAKB48さん！皆さん寒い中歌って踊ってくださいました。若い子たちは一目散にステージ下に集まっていました！やっぱり人気あるんですね！
AKB48の皆さん。寒そうです。
今回の富山県選手団の成績は金メダル７個、銀メダル９個、銅メダル４個と健闘しました！
立派な成績を残して大きなトラブルも無く、無事に富山に帰って参りました。
これもひとえに皆様のご支援あってのことです。
来年は愛媛で「笑顔つなぐえひめ大会」があります。
それまでまた地域においてしっかりと障害者スポーツのお手伝いをしていきたいと誓いを新たにしました。
来年のマスコットキャラクターの「みきゃん」さん。
可愛いですね！